鎌倉と猫の日記

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2009年9月5日土曜日

雑草との戦い

今日は、かねてよりの計画を実行に移す日です。
我が家は庭以外にも地面が露出している部分がたくさんあるのですが、そういう部分を手で除草しなければいけないのが負担になっていました。背丈の高い草が増えてくると、虫も増えてくるので、除草作業は虫との戦いでもあります。庭はまめに手入れをするのでよいのですが、それ以外は手入れの回数が少ないので、自然、草丈が高くなりがちなのです。
除草剤をバーっと撒いちゃえばいいじゃん、という発想もあるかと思うのですが、一般的な除草剤は成長した草を枯らすので、草のない状態を保つにはかなり頻繁に撒かないといけないのですが、あまりたくさん撒くのは好かないのと、枯れた草が残るのが見栄えがわるいという懸念があったので、もう少しいい方法を取りたいと考えていたのでした。

ここで除草剤についてのおさらいですが、除草剤は「茎葉(けいよう)処理」と「土壌処理」という2種類のタイプがあって、茎葉処理は成長した草にかけて枯らすもので、土壌処理は草が生える前の土壌に撒いて草が生えなくするものをいいます。土壌処理のほうが、薬剤の量も散布回数も減りますし、見た目もよいので好ましい選択肢です。ちなみに、散布回数は年1,2回で、春のみ、もしくは春と秋です。つまりちょうど今月が散布時期なのです。
土壌処理タイプの除草剤の特徴は、土の表面1,2センチの深さに除草効果をもった薄い層を作り、その効果を数ヶ月持続するというものです。効果が残る期間が長いことを不安視する人もいるようなのですが、これはむしろ環境問題にはメリットで、土に対する吸着力が非常に強くて、容易に流出しないために効果が持続するということなので、水質汚染の心配が少ないということでもあります。吸着力が高いことは浄水処理にもメリットがあって、活性炭などでの除去が容易になることが考えられます。

というわけで、土壌処理剤を探したのですが、あまりまとまった情報が少なくて苦労しました。探し当てたのがシマジンという除草剤でした。
毒性情報を見てみると非常に低い。経口毒性も経皮毒性も魚毒性もともに低く、魚毒性はA類でした。ところが、水質汚濁性農薬という指定がついていて、こんなに毒性が低いのになぜだろうと経緯を調べてみました。すると平成4年度にゴルフ場排水の水質調査が全国的に行われ、その際に、11万検体のうち7検体が環境基準を超えたために、都道府県知事が改善を指導するために指定されたということのようでした。その際、毒性については特別考慮されていないということのようです。広く使われていたことがあだになったということなのでしょうか。
とまれ、都道府県知事に指定地域として指定されていなければ特別気にする必要はないようで、今住んでいる地域は指定されていないようなので忘れることにしました。その後見つけたほかの除草剤と比較しても安全性が高いようなので、これを使用することにしました。
庭地の除草なので適用作物がないのですが、使用量は袋に書かれていた値の中央値を取って、1000倍希釈で1平米あたり1L程度を散布しました。上手く奏功して雑草が減ってくれるとよいのですが。

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