鎌倉と猫の日記

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2010年2月12日金曜日

鎌倉のラーメン屋

私はラーメンはあまり好きではないのですが、nikoがときどきどうしても食べたいというので、食べに行きます。食べに行くお店は、HANABIか海鳴か袈裟丸家か一閑人が今のところの選択肢です。

ラーメンが好きではない理由は、味が濃すぎるからという一言に尽きます。人間の舌は塩と脂があるとインスタントに旨いと感じるように出来ているらしく、ファーストフードやインスタント食品では大活躍していますが、ラーメンはこの塩と脂をこれでもかと使っているのが苦手なのです。

といっても、中華麺が嫌いなわけではなく、薄味の広東風の中華麺は好きです。残念ながら日本で食べられるお店を知らないですが。糖朝の香港麺は、ちょっと広東麺に比べると塩味が強いですが、これも好きです。坦々麺は、お店を選ぶのですが、京鼎樓の坦々麺は好きですが、紅虎餃子房の坦々麺は塩辛すぎて食べられませんでした。中華麺ではないですが、そばやうどんも好きです。

なんとなく味の好みがわかってもらえたでしょうか? もう少しくどく説明すると、小龍包を食べるときには、スープの味がかき消されるのが勿体無いので、醤油を一滴もつけないで食べるくらい塩味は薄味が好みです。嗜好品は大体苦手なので、タバコ、お酒、コーヒーは全く摂取しないですし、お茶よりも水が好きです。どう考えてもラーメンが好きになるタイプの人間ではありません。

そんなラーメンに距離感をおいた視点からのラーメン評です。

まず、HANABI。ここは味が強すぎです。スープはしっかりと出汁を取ってあって、とても旨みがあるのですが、必要以上に濃いです。スープが濃すぎるとそれとバランスを取るためにどうしても塩や脂が多くなりすぎてしまいます。かくして、スープの旨味と塩と脂が喧嘩しているように感じます。ここのラーメンを食べるときには、必ずご飯を注文して、ラーメンの具をおかずにしてご飯を食べるスタイルになります。スープは1口2口飲む程度です。

次に袈裟丸家。ここは脂の味の強いラーメンです。脂というとサラダ油のようなものを思い浮かべるかもしれないですが、そうではなく乳脂のようなクリーミーな脂の方です。脂があると味がまろやかになって、かつ、満足感を感じやすくなります。ただし、脂が多いということは、バランスを取るために塩がたくさん入っているということでもあります。脂があると、塩味をまろやかにするので、感じにくくなります。
ここは、ラーメンよりも野菜炒めの方が評価が高いです。ラーメンのスープを味付けに使ったと思われる野菜炒めは、他では食べられない独特の味わいで美味しいです。

海鳴は、この中では最も脂の少ないラーメンです。脂が少ないということは、袈裟丸家とは逆の作用が働きます。つまり、味に刺がでて、かつ、満足感を感じにくくなります。脂が少ない代わりにここのラーメンは出汁の旨味を基本にして塩味でそれを整える形になります。ラーメン愛好家の人の中には、塩と脂で舌の細胞が壊れてしまって、繊細な出汁の旨味がわからなくなってしまっている人もいるようなのですが、そういう舌には、塩味のスープに麺が浮かべてあるだけのラーメンにしか感じないかもしれません。
話の流れからわかると思いますが、ここのラーメンが一番塩と脂が少ないので、食べやすいラーメンです。ただ、もう少し塩を減らして、逆に脂を少しだけ足す方が、バランスのよい味になるのではないかと思います。

一閑人は、一度だけ行ってリストに入ったのですが、まだ味を十分分析できるほど食べていないので、評価はまた今度にします。

何にしても、ラーメンと言うのはなんて勿体無い食べ物なのだろうと思います。これだけ濃いスープを作るにはどのくらいの材料を煮込まなければいけないのかと思うのですが、その割に塩と脂が強すぎでスープは全部飲むことができないわけで、大量に廃棄されることになるわけです。勿体無い。

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