昔から選挙は大好きで、選挙のたびにわくわくしているのですが、今回のは特別なので楽しさも倍増です。選挙って、オリンピックとかと同じで、結果を誰も「操作」できないので、結果が出る瞬間までわくわく感があると思いませんか？しかも、世の中の人が何を考えているかがダイレクトに反映されるので、そういうものを推測するのも面白いのです。
先週のThe Economistが日本の総選挙の記事を書いていましたけど、私自身の考えも大体それと同じ感じですが、とにもかくにも
... the ruling Liberal Democratic Party (LDP) is heading for defeat. This would only be good for Japan.
という感じですね。DPJは大丈夫だろうかという心配はありますけど、それは選挙の後がんばってもらうしかないですし。とりあえず、国家会計の総額を変更しないで、子供手当と高速道路無料化が実現できるなら、それは日本にとっていいことだと思います。逆に会計がこれ以上膨れ上がるようなら、よくないことだと思います。
5 件のコメント:
おめでとうございます。
選挙結果では早くもLDPは崩壊してます。
道路は必要なら税金でつくればよく、
当初の約束にしたがうなら東名や中央道
などはとっくに無料にしておくべきで、
一方ろくにクルマが通らないところに
高速道路や橋ばかりつくる必要はなく、
ゾンビのような道路公団のなれの果ては
さっさと消えればいいと思います。
おちゃさんも選挙ファンですか？
果たして、この大勝がめでたいのかどうか、私にはまだわからないのですが、この20年間失敗し続けてきたLDPを中心とした社会システム自体を刷新しなければいけないのだと思います。本当は10年以上前に完了していなければならなかったと思うのですが、今度こそ上手くいくのでしょうか？
日本の問題のひとつに、東京にすべてが集中しすぎている上にその傾向はますます強くなっていることがあって、地方に住むのはますます難しくなっているのです。私の実家は東海地方なので比較的ましな地域ですが、それでも地元で就職するのは難しくて、兄弟全員東京に出てきています。
原因はいろいろあるのですが、その中の1つに交通・物流コストの高さがあると思うのです。東京・名古屋間で片道100ドルなんてありえない。高い家賃を払っても東京にオフィスを持つほうが安上がりになってしまっているのだと思うのです。
高速道路が無料化すれば、交通・物流コストに対する強烈な押し下げ圧力になるのは間違いなくて、それは日本の形を変える力になるのではないかと期待しています。
別に「選挙ファン」ってことはないんですけども、前回の郵政解散後の衆院選挙による自民党大勝は無効と考えて来ました。
日本という国が抱える問題は無数あるのに、小泉さんはただひとつ、郵政という問題だけを取り上げ、郵政民営化賛成＝自民党、反対＝それ以外 にして選挙で大勝した。当然ながら自民党でそれに反対な人は離党した、あるいはさせられた。こんな単純な選ばせ方を前回選挙で国民にさせておきながら、小泉さんの後継者は、離党した多数の議員をあっさり一挙に自民党に復帰させ、その中には大臣の席に座る人も複数現われた。これは国民に対して詐欺のようなことだと思います。麻生さんは郵政選挙当時、「郵政民営化担当大臣だ」と言いながら、首相になってからは「私は民営化反対だった」と言ってます。
小泉さん後の後継者２人は政権を短期で放ったらかし、引退かと思うと、今もノウノウと活躍中。厚顔とはこういうことかとあきれましたし、麻生さんは根性が座っているのか鈍感なのか、ギリギリまでがんばったが、なにせちょっと・・・。
ということで、前回の大勝は無効と考えておるのです。こういう政党はやはり崩壊していると思うのです。「ruling」だったLDPはmelt downしちゃってますね。
本当は、LDPはmelt downしてもらっては困るんですけどね。まがりなりにもLDPは日本で唯一の保守政党なので、これがいなくなると日本の政治がおかしくなってしまう。そうなると、私は日本を捨てて海外に出ざるを得なくなってしまいますから。
DPJはLDPを除いた中では、一番保守よりだと思っているのですけど、他の社会主義的な小政党に引っ張られてしまうと大変なことになると心配しています。LDPがまともな保守政党になってDPJの政策を保守よりに引っ張ってくれるような、健全な2大政党体制になることを心より祈るばかりです。
早々からこども手当に所得制限をかける圧力がかかりはじめているみたいですが、本当に勘弁して欲しいと思います。
今回のLDPの大敗は、結局のところは、政策の一貫性を維持できなかったことに尽きるのだと思います。クーデターのような形で選挙の時の約束を反故にしたことで、LDPは何を約束してもその約束が次の選挙まで守られるという信頼を失ってしまったことが致命的だったのではないでしょうか。
大丈夫でしょう。
LDPがこのまま昔の社会党のように消滅しそうになるわけではないですから。必ず揺り戻しもありますよ。
しかし以前の自民党と野党という簡単な色分けではなくなるでしょうね。自民党の中にもいろいろな人が出て来るのではないでしょうか。民主党も一枚岩ではまったくなさそうです。
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