鎌倉と猫の日記

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2010年12月28日火曜日

育児とアニメ

教育的な観点から、まる君に、テレビアニメを積極的に見させようと思っています。

テレビの教育番組をいろいろ見て思ったのですが、歌や踊りをメインに据えているプログラムが中心で、そうでないものでも最長数分で完結する話題でほぼすべてが構成されています。これは、内容こそ違え、バラエティ番組とほぼ共通の構成になっているように思うのです。つまり、注意を強く引きつける内容を番組の中心に据えて、視聴者の興味が移る前に違う話題に移るという構成です。

思うに、教育番組は、子供の集中力の不足に、迎合しすぎているのではないでしょうか? もちろん、教育番組のような構成の番組も必要ですが、それだけでは教育上、ダメだと思うのです。

では何を見せるべきだと思っているかというと、それは「物語」です。それも、ある程度の長さの。特にアニメである必要はないのですが、子供でもわかりやすいものというと、アニメや特撮が中心になるだろうと思います。物語を見るために必要で、物語を通じて養われると考えている能力は、簡単な方から順に並べると次のようになります。

1.集中力の持続
物語は静かな部分と盛り上がる部分があるが、静かな部分で物語に対する集中力を切らさないで、次の盛り上がりに至る伏線を追いかけることができること。

2.因果関係の理解
何かが起きるときには、必ず別の何かがそれを引き起こしていて、その背後にはさらに同様に別の何かがあることを一般論として知った上で、個別の出来事について原因を推論できること。さらに、次に起こることを予測できること。

3.心情の理解
人はそれぞれ別々の背景、考え方、目的を持ち、同じ出来事に対して違う理解をして違う反応を返すことを一般論として知った上で、個別の人の反応について心情を推論したり、出来事に対する人の反応を予測できること。また、自分の心情を客観的に分析できること。

4.未知の困難や幸福に対する免疫
人生には困難や幸福が、望むと望まざるとに関わらず、巡ってくることを一般論として知った上で、現実に自分の身に振りかかる未知の困難や幸福について、必要以上に動揺することなく、その因果や自分および関係者の心情を推論することで、冷静に対処できること

もちろん、まる君は、まだ第1段階すら達成していないし、大人になっても完全に達成することはできないものではありますが、長い目で見て、今からいろいろアニメを見せていこうと思っています。

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