松の内にもう一つ初詣に行っておきたいと思っていたのが、甘縄神明社で、やっと今日行ってきました。
甘縄神明社は、長谷の氏神様(鎮守様)であり、鎌倉最古(710年)の神社であり、伊勢神宮と同じ天照大御神を祀る神社であり、源氏との関わりも深い神様です。境内には長谷公会堂もあって、長谷の住民には親しまれている神社です。
階段を登ると本殿があります。あまり構造に詳しくないですが、階段を登ったすぐのところにある建物の裏手には、また階段があってさらに建物があります。多分、神様は一番奥の建物に祀られているだと思います。
その他に、境内には秋葉神社と五所神社があります。秋葉神社は防火の神様で、五所神社はもともとこっちがこのあたりの鎮守様だったそうです。
この神社は源氏や鎌倉幕府ともゆかりの深い神社で、源頼義がここにお祈りしたあと義家が生まれた縁で、ここが義家の守り神となったり、頼朝がここを伊勢神宮の別宮と崇めたり、北条時宗がここの井戸で産湯に浸かったりという歴史があるそうです。
また、川端康成がここを気に入っていたということで、隣接して川端康成のお家があります。
境内には、万葉集に収録されている鎌倉が読まれた句の石碑がありました。見越の崎とは今の稲村ヶ崎だそうですが、この神社の裏山は見越ヶ獄とも呼ばれたそうです。ところで、鎌倉という地名は万葉集の時代からあるのですね。
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