鎌倉と猫の日記

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2009年9月13日日曜日

アブラムシとの戦い

菜園の管理は自然との戦いです。こんな小さな街中の庭ですらそうなのですから、郊外の農園や荒地の開拓はどれほど壮絶な戦いになるのだろうと思います。

さて、8月の終わりにアブラムシが大量発生した話を書きましたが、先日、その退治を行いました。下が作業した翌日の写真です。あの後、アブラムシのほかにオンシツコナジラミも大量発生して、葉の表面にびっしりとついていたのですが、どちらも大方いなくなりました。残っているのも死骸が表面に残っているだけのようです。

 
前回書いたように、オルトラン粒剤は回数制限にかかっているので、これ以上使えません。そこで同じく広く使われているスミチオン乳剤を使うことにしました。
データシートを見ると、スミチオン乳剤(経口LD50 1370mg/kg)はオルトラン粒剤(経口LD50 >5000mg/kg)より毒性が強いようです。食塩(経口LD50 3000mg/kg)よりも毒性が強いですが、カフェイン(経口LD50 192mg/kg)よりははるかに毒性が低いです。魚毒性はB類です。
オルトラン粒剤は地面に撒くだけですが、スミチオン乳剤の場合は1000倍程度に希釈して茎葉にスプレーします。オルトラン粒剤は根から吸収されて1~2ヶ月ほど効果が持続しますが、スミチオン乳剤は虫の皮膚から直接吸収されるほか、茎葉の表面から吸収されて2週間程度効果が持続します。
適用はアブラムシだけでオンシツコナジラミにはなかったのですが、結果を見ると、どうやらオンシツコナジラミにも効果があったようです。

ところで、薬を使うときにはその毒性をかならずチェックしてから使っているのですが、実際のところ本当にそんなに神経質になる必要があるのだろうかという気もします。毒性が食塩程度のものを1000倍も希釈して使っているわけで、実際には希釈した溶液をコップ一杯くらい飲んでも何も起こらないのではないかと思います。魚毒性についても、家庭用洗剤のほとんどが魚毒性B類に属して、しかもほとんど希釈しないで下水に流していることを考えると、そちらのほうがよほど環境に与える影響が大きいのではないかと思います。

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